ゴキゲン中飛車の方とあたり、研究したポンポン桂を試してみました。
将棋ウォーズ10分切れ負け
ポンポン桂vsゴキゲン中飛車
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先手番の場合、▲7六歩と角道を開けると、△3四歩▲5六歩△8八角成▲同銀△5七角という筋があります。
これで、いきなり悪くなるわけではないんですが、馬は作られてしまいます。
これが後手番の場合、▲2六歩が入っていますので、▲5三角には、△4二角で馬は作れません。
ということで、本譜は、▲5六歩と真ん中を先に突いてから飛車を振られました。
こちらも、速めに飛車先を突き、桂馬も飛んで、研究したポンポン桂に。
ここから相手が危険を察知されて、動いて来られました。
飛車先をついて、角交換して、▲5四飛と来られたんですが、まだ動くのは速かったかな、と思いました。
このタイミングですと、△4五角で角成りが受かりませんので。
もう一歩玉を寄るか、美濃囲いまではしておいたほうが良かったように思います。
14手目の△7三桂の時点で、動くことは困難でしたので。
▲3八玉と寄ったとして、△6五桂と跳ねても、△6八角と引かれて、意味がありませんので。
こうなると、後手としては▲6六歩が見えてますから、攻めるしかありません。
△5四歩と角道を開けに行きますが、無視して、▲6六歩。
△5五角▲5六飛で続かないですね。
なので、こちらとしてはまだ自玉の安定を図ろうと思っていましたが、開戦されたので、そのまま戦いに。
23手目。▲7七銀。
△6五桂は見えたんですが、▲5五角がイヤだったので、見送りました。
ただ、浮かむ瀬によると全く問題ないようで、▲5五角よりも、△7三桂成のほうが厳しいようです。
△6五桂以下は、▲5九飛△7七桂成と銀を取って、▲5五角には、無視して△6七成桂。
▲2二角成や▲8二角成には、△5七銀と。
玉が動けませんので、▲同飛しかないですが、△同成桂▲同玉として、金のヒモが外れますから、△4九馬と金も取れます。
30手目△5七歩。
これは悪手でした。手順に飛車を引かせて、桂馬にヒモをつけさせてしまいましたので。
次の△6五桂から銀を退かして飛車が走ったときに、飛車が成れませんので、受ける一手ではないんですよね。
そのため、▲6五銀と桂馬を取られて、攻め手がなくなっていました。
本譜は、▲8七歩と受けてもらったので、飛車と金・銀の2枚がいで取れたのは大きかったです。
その次の42手目△5八銀。
これも悪手で、△6八銀にしていれば、飛車が取れました。
続いて、48手目△5七歩。
▲同飛なら、△5六歩ともう一度叩いて、拠点を残すつもりでしたが、▲5九飛と引いたら、△6七馬と手順に馬を引けていいかなと思っていました。
ただ、△5八金と王手飛車狙って、▲同飛△同歩成▲同玉なら戦場に玉を近づけられて、より有利でした。
また、51手目の▲5七飛のときも、△4九金があり、▲3八玉しかありませんが、△5七馬と飛車が取れましたね。
△6六馬と王手飛車ラインに入れて、飛車の無力化を図ったんですが、甘い手でした。
次の54手目、△5六歩も微妙な手で、▲6六銀△5七歩成と取り合って、▲同玉△5九飛の狙いでしたが、▲同銀があるんですね。
▲6七金で攻めはつなげられますが、あんまり得したような気はしないですね。
本譜は▲同銀と歩を取られたので、△4五桂▲同銀と銀を守りから遠ざけて、飛車を取りに行きました。
後、飛車を取りに行くときに、金で取るより馬で取ったほうが良かったですね。
▲同歩なら、△5八飛▲4九玉△5九金で詰みですので。
最終局面。
以下▲2八玉△2七銀成▲3九玉△3八成銀までですね。
ゴキゲン中飛車に対するポンポン桂も安定していて、以外と使いやすいかもしれません。
まだまだ実践を積み重ねないと分からないですが、結構面白そうです。