誰も止められない!藤井聡太四段17連勝!西川和宏六段との棋譜はこちら

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藤井聡太四段がデビューから公式戦17連勝に連勝記録を伸ばしました。

誰も止められないですね。

この前、豊島八段に敗れはしたものの、非公式戦ということで、連勝記録に影響はないですね。

本番に強いタイプってことなんですかね?

強靭なメンタルを持っていそうです。

ではん、17連勝のかかった相手の西川和宏六段との棋譜をどうぞ。

西川和宏六段の先手番ゴキゲン中飛車に対して、藤井聡太四段は居合い抜き超速ですね。

角道を開けずに銀を先に繰り出していき、いいタイミングで、角道を通す戦法です。

問題はこの角道をいつ開けるか? ですね。

ここが1つのポイントになってくるかな? と思います。

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検討

それでは、見ていきたいと思います。

西川六段vs藤井四段

藤井四段が△7三銀と上がって、△6四銀の超速を見せた所で、西川六段は▲6六歩とけん制しました。

このまま△6四銀と上がってしまうと、▲6五歩と突かれます。

△7三銀と引くなら何しているのか分かりませんので、△同銀と取るんですが、▲6七銀とされて、銀が動けなくなります。

西川六段vs藤井四段

後は、▲6八角と引いて、▲7七桂と跳ねれれば、銀が取れる格好です。

なので、その間に何かしないといけませんので、結構忙しくなります。

ということで、△7五歩▲同歩と突き捨ててから、△6四銀と上がりましたね。

西川六段vs藤井四段

今度は▲6五歩に対しては、△7五銀と出れるので、問題ありません。

本譜もそう進んで、▲5四歩から激しくなりました。

振り飛車からすると、美濃囲いまでは行きたかった所でしょうか。

振り飛車は囲いやすいので、そのメリットを存分に活かすのであれば、美濃囲いはしたいですよね。

とは言え、藤井四段がそれを許してくれないので仕方ありませんね。

西川六段vs藤井四段

西川六段は飛車先の歩の交換したのに対し、藤井四段は、△8六歩▲同歩に、△7六銀と出ましたね。

△同銀は飛車先が重くなるのと、▲5五角が飛車に当たってくるのを嫌ったんでしょうか。

△7六銀の形であれば、△8六飛と逃げることができますからね。

ただ、▲5五角にすぐに△8六飛は▲9一角成で悪いでしょう。

桂馬が取れる格好ならまだしも、銀が上がっていて、桂馬にヒモがついていますので、成るとしたら△8八飛成しかありませんが、▲5五馬と引かれて、ちょっと手がないですね。

西川六段vs藤井四段

ということで、△8六飛とはいかずに、△7三歩と受けました。

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西川六段vs藤井四段

このままほっとけば△5三歩で飛車が取れますので、▲4六角と引きましたね。

ここで、△8六飛ですと、▲5六飛と引いて、銀を動けなくするんでしょうか。

それだと面白くないということで、△8七歩と垂らしましたね。

歩成りが厳しいですが、受ける手がないですね。

▲8九金としても、今度は△8六飛と走れますし。

今度は▲5六飛と銀の動きに制約をかけても、△8八歩成の方が厳しくなります。

なので、▲6四歩と攻め合いましたね。

西川六段vs藤井四段

△同歩は▲同飛が金にあたってきて、△5一金右と逃げても、▲7四歩があります。

△同歩とすると、▲6三飛成が角道が通って飛車取りの先手になるので、先手が指しやすくなります。

ということで、藤井四段は無視して、△8八歩成。

▲7七銀と逃げるんですが、△同銀不成。

ここは成っても成らなくても▲同成桂の一手だと思いますので、どっちでも変わらないと思います。

そして、△4五銀の飛車・角両取りですね。

西川六段vs藤井四段

▲5九飛と逃げて、△4六銀と角を取ります。

▲同歩は△6四歩と取られて、攻め手がなくなりますので、ゆっくり攻められても、勝ち目がないでしょう。

おそらく、藤井四段のことですから、ゆっくりなんて甘いことは考えずに、一気に攻めていくとは思いますが。

いずれにしても、勝機はほぼないので、▲6三歩成と攻め合います。

そこで、△4七銀成。

▲同玉は△7四角からと金を抜くんでしょうか。

そうなると、△4六銀を▲同歩と取った展開とあまり変わらなくなりますね。

なので、▲2八玉と逃げました。

西川六段vs藤井四段

ただ、ここに成銀がいるのは怖すぎますね。

さらに、△7六角と金を狙って、▲3八銀打と受けて、△同成銀▲同銀として、ひとまず美濃囲いの完成。

ここで、△3四歩と角道を開けました。

西川六段vs藤井四段

この終盤に差し掛かろうとするタイミングですか。

確かにベストなタイミングな気もしますが、難しいですね。

西川6段は▲6二歩と金と取りに行って、△同金▲同と△同飛と歩2枚と金の交換となりました。

そして、▲6三歩と叩きました。

西川六段vs藤井四段

△同飛は▲5二銀の両取り狙いですね。

そこで、△5八歩という切り返しがあるようで、後手が指せる展開のようです。

藤井四段はより安全に△8二飛と戻りましたね。

後はずっと飛車を追っていって、飛車を使えなくしてから、と金で攻めていく展開。

西川六段vs藤井四段

▲7六銀と角は取れますが、△5七歩成ともう1枚と金を作られて、持たないですね。

振り飛車に対して、美濃囲いにも組ませずに攻めていくこともできるんですね。

ただ、自陣も薄くなりますから、注意が必要ではありますが、参考になりました。

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