将棋クエスト2分切れ負けにて、対局しました。
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5分切れ負けが2段になったので、2分切れ負けもあげたいなと思っているんですが、かなり感覚が異なっていて、苦戦しています。
良くなった局面から時間切れ負けになったり、中盤に手が見えなくて時間切れ負けになったりと時間が切れてしまって負けることが多いので、もっと速く指したいと思っているんですが、なかなかできなくて1級から上がらないですね。
少しずつ頑張っていこうと思います。
本局は、お相手が一手損角換わりにしまして、咎めに行くのであれば、早繰り銀が有力ですが、最近流行りの4八金型の腰掛け銀の勉強をしたくて、腰掛け銀にしました。
お相手は昔からある5二金型ですね。
どちらがいいのかは分からないままですよね。5二金型も悪いわけではないと思いますので、プロ間でもまた戻る可能性も十分あると思います。
超難解な実戦詰将棋!
もしかしたら、詰将棋を解きたくて見にきていただいた方もいらっしゃるかもしれませんので、先に実戦で出た終盤の詰将棋の問題を載せておきますね。
こちらになります。
実戦での詰将棋ですので、駒は余ります。
手数は19手詰となっています。
ぜひ解いてみてください。
解答は最後に紹介しますね。
早すぎた6六歩
本局に戻りまして、▲6六歩は序盤のミスでした。
お相手も△4四歩を突いているので、突いていいかと思って突いてしまいましたが、8四歩と飛車先を保留しているので、あまり良くなかったですね。
飛車先を保留している場合は、6六歩は突かずに6六銀の余地を残したほうが良かったです。
それでも△8五歩をつかないのであれば、▲7五歩と桂頭を狙っていくこともできますし、腰掛け銀にしてから、銀をぶつける手も出てきます。
反対に6六歩を突いてしまうと、腰掛け銀にして▲4五歩から仕掛けたとしても△8五桂の反撃がいつでもくるので、攻めにくくなってしまいます。
攻めるためにも受けるためにも△8五歩を突くまでは▲6六歩は保留すべきでした。
角換わり腰掛け銀によく出てくる▲4五歩からの仕掛け
△4四歩を突いている場合は▲4五歩△同歩▲同桂△4四銀▲4六歩はよく出てくる仕掛けですね。
▲4六歩を打たずに▲2四歩と飛車先を交換すると飛車を引いたあとに桂馬を取られて2枚替えになってしまうので、一度▲4六歩と桂馬を支えることが大事ですね。
飛車先を交換させないためには角を打つぐらいしかありませんので、ここで角を打たせられれば十分です。
ということで、打たずに△4三金右と上部を手厚くされました。
これには▲5一角があったようです。
△7二飛なら▲2四歩△同歩▲同角成と馬を作っておいて十分ですし、△8五桂と逃げれば▲8六銀とかわしておいて、馬を作って十分です。
7三角成と2四歩からの角成りの両方ありますので、角成りを受ける手はありません。
これは覚えておきたい手ですね。
私は見えなかったので、飛車先を交換して自然に進めました。
角換わりに良く出てくる桂頭攻め
△8五歩と突いてくれたので、桂馬が跳ねる余地がなくなって、▲7五歩が突きやすくなりました。
これも角換わりによく出てくる手ですね。
攻める前に突き捨てたりすることも多いですね。
ただ今回は飛車先を保留されて、いつでも桂馬が跳ねられる形でしたので、突きにくかったです。
8五歩を決めてくれたので、ようやく突けました。
堂々と取ってよかった銀ぶつけ
△5五銀左と銀をぶつけてくるのも、角換わり腰掛け銀ではよく出てくる手ですね。
ただ、このタイミングでは成立していないようで、▲同銀と取ってしまって良かったようです。
△同銀になにもなければ、△4七銀と放り込まれる手がありますが、▲7三角の両取りがあるので、問題ないですね。
△4七銀も無視して▲8二角成△4八銀成▲5五馬で金と飛車・銀の2枚替えで十分過ぎますね。
そこまで読めなくて、▲7三歩成から飛車を追う手にしました。
入れば大きいけど、入らないと危険な突き捨て
指した後に気づきましたが、▲3五歩は怖い一手でした。
△同歩なら▲3三歩△同桂▲3四歩とかで攻めが続きますが、問題は手抜かれたときですね。
攻められたときに▲3五歩が甘い手になってしまうので、怖かったです。
案の定、評価値もここでガクッと落ちていて、+2000点ぐらいから+200点ぐらいになってしまいました。
具体的には△6六桂で危なかったみたいです。
ソフトの最善手は▲4三角成で、△同金▲3一銀で一気に寄せにいくようです。
▲3五歩を指したときは▲6七桂の両取りのほうが良かったなと思いましたね。
と金を外される手が気になったんですが、▲4三角成△同金▲5五桂で2枚替えになりつつ金取りの先手ですので、十分です。
△6六桂も飛車を外してしまえばいいので、問題ないですね。
▲6七桂であれば、評価値は+1900点ぐらいで有利を維持できていたようです。
▲4三角成は駒を渡してしまうので読み抜けがあると逆転されてしまいますので、2分切れ負けではあまりやりたくない手ですね。
なので、実践的には▲6七桂だったのかなと思います。
本局は▲3五歩に△4四銀と引いて受けてくれたので、助かりました。
玉は包むように寄せよ
最後は「玉は包むようによせよ」の格言通りに龍と金で挟んで受けの効かない形にできました。
自玉に金駒もありませんので、受ける手はないですね。
ということで、投了となりました。
詰将棋の解答
それでは、本局に出てきた実戦詰将棋を見ていきたいと思います。
▲3四歩に△5二金と角を取られた局面ですね。
本局では▲3三歩成△同玉▲3四歩△同玉▲4五銀と上から押さえていきましたが、詰みはこちらになります。
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▲3三歩成△同玉▲2五桂△4三玉▲5五桂△5四玉▲4五金△6五玉▲6六銀打△7四玉▲7五銀△同玉▲7六飛△6四玉▲7三飛成△6五玉▲7六銀△6六玉▲6七金までとなります。
かなり上まで逃げられますが、しっかり積んでいるようです。
こういうのが実際に指せたらカッコいいですが、なかなか厳しいですね。