角換わりの戦いになったので、研究した4五桂急戦を試してみました。
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最初は横歩取りの展開で、相手が横歩取りは嫌われて、角換わりになりました。
将棋ウォーズでは、なぜか得意戦法が横歩取りということになっているので、相手の土俵では戦いたくないということでしょうか。
実際、横歩取りが得意なのかと言われると、微妙な所なんですけどね。
ま、嫌いじゃないですが…
まだ知らない変化が多すぎて、何とも言えません。
それはさておき、角換わりなら研究した4五桂急戦が試せると思ったので、大歓迎。
相手は腰掛け銀を明示されましたので、こちらは、▲3六歩~▲3七桂と跳ねて、4五桂急戦の準備。
ただ、4五桂急戦は棒銀でも早繰り銀でも何でもできますので、何をされても、4五桂急戦で行くつもりでした。
20手目△4二玉。
銀よりも玉を先に急ぎましたね。
ここで行けるのかどうか。
迷ったんですが、結果的に行かなくて正解だったようです。
行っていた場合は…
▲4五桂△2二銀▲2六角△5二金という展開が1つ。
ちょっとこれですと、桂馬跳ねた意味があんまりないですよね。
攻め筋があるのかというと、特にないですし。
もう1つの展開は、△2二銀のときに、▲2四歩△同歩▲6六角△4四角とする展開。
こちらは研究した手順ですね。
ここで、▲2四飛と走るんですが、△6六角▲同歩△4四歩で苦しいですね。
銀が5四にいるのであれば、▲4五桂と跳ねる前に、△3五歩▲同歩と突き捨てて桂馬が飛んで、▲2四歩△同歩▲同飛としておけば、△4四歩は飛車で取れるんですけどね。
こういった感じですね。
このときに△2三歩などであれば、▲5四飛△同歩▲5三角で攻めがつながります。
ただ、本譜は5四銀と腰掛けていないので、それができないんですよね。
ということで、手待ちの意味も込めて、▲4六歩としたり、端歩を突いたりしました。
28手目△7三桂。
逆に相手から△6五桂とされたらイヤなので、ここで▲4五桂と行きました。
正直、行けるかどうか分からなかったんですが、タイミングは良かったようです。
ここまでは研究手順ですね。
△6六角▲同歩△4四歩というのが研究の流れだったんですが、相手はここで、△2三銀と銀が上がられました。
壁銀の解消+3四の歩も守ってて、味の良い一手ですね。
私は、▲2九飛と引いたんですが、ここは▲同飛成で良かったようです。
△同金の一手ですが、▲2四歩と叩きます。
△同金ならば、▲2二銀と打って、桂香を拾いに行きます。
△同角は▲同角成がありますので、できませんから桂香が助けにくいですね。
また、後手としては飛車はありますが、先手に打ち込む隙が少ないので、手が作りにくいです。
ということで、これで先手が指せます。
▲2四歩と叩いたときに、△同金ではなくて、△2二金と引いた場合。
▲7五歩と突きます。
△同歩なら、▲5五銀△2六角▲6四銀△同銀▲2二角成と進みます。
金を取って角が成りつつ、▲7四歩と桂頭を攻める手も残っていて、先手が指せる展開です。
また、▲7五歩を無視されたら、そのまま取り込んで、先手が指せます。
本譜は△2三銀に対して、▲2九飛と引いて、穏やかな展開にしました。
これで、こちらも特に手はないので、手待ちですね。
40手目、△5四銀。
ここで腰掛けてきましたね。
狙いは、△5五銀から角を取ることなので、そうさせる前に動く必要がありますね。
▲5三桂成△同玉▲4四角△同歩と動きました。
どちらから行くか迷ったんですが、どっちから言っても、変わらないでしょうね(笑)
そして、△5四銀を咎める意味でも、▲7五歩。
銀がいなくなったので、桂頭を狙いました。
▲2二歩△同金▲3一角みたいな手も考えたんですが、あんまり決まらなそうなので、こっちにしました。
結果的にこれで合っていたようです。
後はと金を作って攻めていく感じですね。
ただまぁ、この局面は▲8六歩と桂馬を取りにいったほうが良かったようです。
確かに、2枚も桂馬が効いてて怖いですしね。
早めに火種は消しておくことに越したことはないですよね。
本譜は攻め潰そうと、▲8三角と金取りを見せつつ馬を作りに行きました。
後は流れでって感じですね。
時間もなくて、最後は残り1分を切ってて、かなり焦っていましたが、なんとか詰みまで持って行けて良かったです。