四間飛車穴熊の対策には、居飛車穴熊!攻め方の紹介

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四間飛車穴熊を指す方も少なくないですよね。

なかなか攻めにくいですし、四間飛車穴熊にされて手を焼いているという方も多いのではないでしょうか。

そこで、四間飛車穴熊の対策をご紹介しようと思います。

四間飛車穴熊に、急戦で行くのも悪くはないですが、オススメは居飛車穴熊です。

相穴熊戦ですね。

居飛車穴熊にすると、居飛車側から積極的に攻めることができますので、戦いやすいと思います。

四間飛車穴熊と居飛車穴熊の定跡

まずは、序盤の流れですね。

順番は人によって異なりますし、そこまで重要ではありません。

だいたいの流れだけ覚えてもらえればと思います。


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序盤はだいたいこんな感じですね。

居飛車穴熊の攻め方

それでは、ここからどのように攻めていくのか? ですね。

ただ、ここからは相手の手によって合わせていきます。

相手が積極的なのか? それとももっと固めてくるタイプなのかによって異なります。

固めてくる場合は、こちらも固めていけば相手も攻め手をせざるを得なくなりますので、結局は合流します。

ということで、積極的に攻めてきた場合を見ていきたいと思います。

攻める場合は、△5四銀と銀を進出させてきます。

居飛車穴熊vs四間飛車穴熊

これは何を狙っているのかといいますと、7六の歩ですね。次に△6五銀と出られると7六の歩が守れなくなります。

なので、銀を出さないようにするために、▲6六歩と突いたり、▲6六銀と出る必要があります。

▲6六歩が良くある四間飛車穴熊と居飛車穴熊の形だったんですが、その場合、△6二飛と回られて右四間飛車のように攻められて、居飛車側が受ける展開になります。

それでも、居飛車がいいと言われてはいますが、受けるのが嫌いな場合は、オススメしません。

なので、▲6六銀と銀があがるのがオススメです。

固める前に、△5四銀と上がられても、▲6六銀と上がります。

相穴熊戦においては、△5四銀には▲6六銀をセットで覚えておくといいです。

▲6六銀には△6四歩と突いてくると思います。

突かないと▲5五歩と突いて、△4三銀と引かざるを得ないからですね。

上がった意味がなくなってしまいますので、△6四歩と突く一手です。

それでも、▲5五歩と突いていきます。

今度は、△6三銀と引くか△6五銀とぶつけてくるかになります。

まずは、△6五銀とぶつけてくる変化から見ていきますね。

△6五銀の変化

居飛車穴熊vs四間飛車穴熊

銀が逃げたら歩が取られてしまいますので、▲同銀△同歩と銀交換に応じます。

▲2四歩△3三角と飛車先を突いて、▲8六角とのぞいて飛車の小瓶を狙っていきます。

居飛車穴熊vs四間飛車穴熊

△5二飛には、▲4三銀△5一飛▲2四歩△同歩▲3四銀成という展開になります。

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これで潰れですね。

角が逃げても、成銀で追っていけば取れますし、飛車も走れて、成ることを受けることもできませんので。

なので、△5二飛は受けになっていないですね。

△5二金と受けてきた場合は、▲5四歩と突いて、△同歩▲5三銀の飛車・銀両取りで潰れます。

△同歩ではなく△6二銀と打ったとしても、▲5三歩成に△同銀でも△同金でも▲5四歩と叩いて、どこ逃げても▲5三銀と打ちます。

△同金の場合、▲5四歩も△同金の可能性もありますが、その場合は、▲4二角成と飛車を取って、金一枚上ずっているので、勝ちます。

△6三銀の変化

続いて、△6三銀の変化ですね。

居飛車穴熊vs四間飛車穴熊

▲2五歩△3三角と飛車先を伸ばして、▲7九金と固めてもいいですし、▲3六歩も有力です。

どちらにしても、必要な一手になりますので、順番は好みですね。

相手が攻めてくるのであれば、△4五歩と飛車先を伸ばしてきますし、固めるのであれば、△5二金としてくると思います。

ただ、固めても△4五歩は突かないといけなくなるので、△4五歩を見ていきます。

飛車先交換をされたら困るので、▲5七銀と引きます。

居飛車穴熊vs四間飛車穴熊

せっかく上がった銀を引かされて損しているように見えますが、この銀が6六に行った役目は終わったので問題ありません。

6六にいった役目は、角交換を阻止して、あがってきた相手の銀を引かせて、拠点を作ることです。

この役目が終わったので、逆に6六にいると邪魔になります。

角道が通らなくなるからですね。

なので、引かされたようには見えますが、この一手は特に損していません。

相手もすぐに攻められないので、▲5二金など固めると思います。

こちらも▲6八金右と固めてもおいて、△6二金寄など固めてきたら、ここで攻めます。

相手から攻める手はないので、固める以外に手はないと思います。

攻め方は、▲3五歩△同歩▲2四歩△同歩▲5四歩です。

▲5四歩に対して、△同歩なのか、△7七角成かのどちらかになります。

△同歩ならこちらから角交換して、飛車が走れば、飛車成りが受からなくなります。

△7七角成なら、▲同銀として、どうするかですね。

歩成りも飛車走る手も残っているので、後手としては忙しくなります。

評価値は、+200ぐらいで先手の居飛車がいいです。

まだまだ難しい展開ですが、指しやすさはあるんじゃないかと思います。

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