将棋実況者のクロノさんと元奨励会員で将棋実況を行われているアユムさんとの対局です。
クロノさん視点
アユムさん視点
両方の考えが聞けるのが将棋実況者同士の対局の醍醐味ですよね。
棋譜
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検討
クロノさんもアユムさんもかなり検討されていますので、読みの違った所を振り返っていきたいと思います。
アユムさんの△6五歩に対して、▲2四歩と飛車先を切りにいった局面。
これがダメとアユムさんは言っていましたね。
△同歩▲6五歩△6六歩でクロノさんも気づいていましたが、ソフトはこれでも問題ないと判断していましたね。
その次の▲2二歩はソフトが次善手で読んでいた手で、互角の展開です。
最善手はクロノさんの検討でも触れられていますが、▲6四歩と伸ばす手になります。
アユムさんの読みは、▲7一飛でしたね。
△同銀▲同金△8二金という展開ですが、ちょっと足りないでしょうか。
アユムさんもそういう判断をしていましたね。
ということで、クロノさんは▲6二金と引いて、金がもらえれば詰むようにしました。
ここで攻め合うか受けるかですが、クロノさんはかなり迷っていられましたね。
アユムさんは飛車下ろして攻められるほうがイヤだったとのことですが、△8七桂不成でアユムさんが勝つようです。
最後のこの局面でどう指すかですが、アユムさんは▲8六銀打を推奨していましたね。
ソフトはかなり揺れ動いていましたが、▲7八歩を最終的に最善手としていました。
ここで▲7八歩はものすごい難しいですね。
時間も短かったですし、さすがに指せないと思います。
最後の最後まで分からない面白い将棋でした。