将棋ウォーズ10分切れ負け。
今回は、相手の方が四間飛車穴熊ということで、私は銀冠穴熊を使ってみました。
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普通の穴熊は使うんですが、銀冠穴熊は使ったことなかったので、ちょっと駒組みに戸惑いながらになりました。
43手目▲2四歩。
相手の動きが速かったので、こちらも動いてみました。
△同角なら角道がそれて、角の働きが悪くなるのと、角が動いたら飛車が成れるので、角が動けなくなります。
そのため、▲6八金とよって、駒組みを進めていこうと思っていました。
本譜は△同歩だったので、▲6八角と引いて、開戦しました。
ただ、△2二飛と回られて、流石に無理筋ですね。
無理と言っていても始まらないので、桂馬を使って何とかしようという感じでした。
56手目の角交換して△同飛と角を飛車で取ったとき。
このときに、▲4二角か▲5三桂成かで迷いました。
▲5三桂成のときに、△同金と取ってくれれば、△4二角の飛車・金両取りがかかりますが、無視されて、△2七歩成とかされたらイヤだなと思いました。
浮かむ瀬によると、飛車を取られるよりも、▲6三成桂のほうが玉の近いので、先手勝勢という判断でした。
ただ、こちらは金が浮いてるんですよね。
それが気がかりで、ちょっと指せなかったです。
なので、開戦前にしっかりと金を寄っておくべきでした。
75手目▲7四馬。
これも迷いました。
▲8五香狙いなんですが、7筋の歩を切ることで、歩を打たれて、と金を作られやすくなりますから、怖いんですよね。
▲5四馬と引いておいて、▲8五香を狙ったほうが良かったかもしれません。
78手目△7三金。
先手を取りつつの受けなんですが、これはありがたかったです。
相穴熊戦では、角より金と言われていて、攻めにしか使えない角よりも攻めにも守りにも使える金の方が駒の価値が高くなります。
そのため、▲同馬として、一般的には金と角の交換は角の方が上なんですが、この場合、こちらの方が有利になります。
また、馬を取る駒も難しいですよね。
△同銀とすると、金がタダになりますから、△同桂しかないんですが、金が動けなくなってしまうので、攻めやすくなりました。
ただ、▲6二銀と打つよりも、▲7二銀と打ったほうが厳しかったですね。
本譜のように△7二金を打たれることもなかったですし、△8一金であっても、▲同銀成△同玉で玉を引っ張り出せましたので。
後は穴熊戦らしく、埋め合いですね。
106手目△7一金。
15手詰めだそうで、詰将棋っぽい手順ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
まぁ、正解はすぐに言ってしまうんですが(笑)
まずは、▲8一金ですね。△同金ですと、▲同龍△6一飛△7一銀▲6三角△7二銀▲同角成△同玉▲6三角△6一玉▲5二金までですね。
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問題は△同玉ですね。
▲6三角△7二歩▲7一龍と切ります。△同銀は、▲8二銀と打って、△同玉ならば、▲7三香成△同玉▲7四金△6二玉▲4二飛△5一玉▲5二飛成までとなります。
▲8二銀と打ったときに、△同銀ですと、▲6一飛△7一銀▲7二角成△同玉▲6三角△6一玉▲5二金までです。
▲7一龍の所に戻りまして、△同玉は、▲6二金△同玉▲4二飛△6三玉▲5二角△5四玉▲6三銀△5五玉▲4六飛成までです。
ゴチャゴチャしていて分かりにくいと思いますので、棋譜をどうぞ。
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譜面の下にある「変化なし」の所に変化がある場合、その変化が表示されますので、そちらをクリックして、見てみてください。
そして、見ると分かるんですが、どの変化に進んでも15手かかりますw
さすがにこれを全部読み切るのは無理があるような気がします。
ましてや、早指しですとなおさら。
特に最後の変化は上まで逃げられていますから、最後まで読んでいないと危険ですよね。
長い詰みより短い必至ということで、自玉に詰みがなければ、実戦的には安全に行ったほうがいいのではないかと思います。