将棋ウォーズ10分切れ負け。
相手は角交換四間飛車をされて、私は地下鉄飛車にしてみました。
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相手の方の駒組みが面白くて、すぐに△3二金と上がられたので、相居飛車の戦いになるのかな、と思いきや△2二角成と角交換されて、△4二飛と四間飛車にされました。
振られた場合、金をどう使っていくかが問題になりますね。
角交換四間飛車の場合、△2二飛とのちに回りたいんですが、この場合、金が邪魔で回れなくなってしまいます。
なので、この金をのちにどう使っていくか? 構想が問われる駒組みとなります。
私の方は自然に駒組みを進めていったんですが、17手目▲3六歩。
ここを突く前に、▲4六歩と突くべきでした。
先に▲3六歩を突いてしまうと、▲4六歩が突きにくくなってしまいます。
本譜はそれでも突いてしまったんですが、△4四歩から攻められる危険性が出てくるんですよね。
これが、先に▲4六歩と突いていた場合、△4四歩、△4五歩には、▲同歩△同飛のときに、▲1八角の切り返しがあります。
飛車取りと角成りがありますので、△6五角と逃げるしかありません。
ありませんが、▲6六銀から飛車を追いに行きます。
これで、居飛車が指せる展開です。
このときに注意点としては、玉が8二にいることですね。
7二にいる場合は、▲6三角成がありませんので、成立しません。
そこだけは注意が必要ですね。
ただ本譜は、先に囲いを優先してくれたので、こちらも攻めの形を作ることができました。
相手は腰掛け金の形にしました。
これが浮かむ瀬が言っていた形ですね。
ただ、本譜の場合、▲4八金を推奨していました。
4筋から攻められるからということでしょうか。
金の位置は臨機応変に変えていくことが重要みたいですね。
ここから△2二飛と回られて、攻めの形を作られたので、▲9五歩と突いて先に開戦しました。
まだ地下鉄飛車にしていませんが、後で回ればいいかなと思っていました。
そうすることで、▲9八香と▲9九飛と2手かける必要がありませんので、すぐに攻めることができます。
本譜は、△同歩に対して、▲同銀と取ったんですが、▲同香と取ったほうが良かったですね。
▲同銀を手抜かれて、△7五歩と桂頭を狙われる手がありますので。
本譜は△9三歩と受けてもらえたので、▲9四歩からこじあけていきました。
ただここはどうすればいいかよくわからなかったですね。
浮かむ瀬によると、▲4三角のほうが良かったようです。▲6一角成が受けにくいということですね。
とは言え、本譜の構想もそこまで評価値が低いわけではないので、悪くはないようです。
本譜は、なんとかこじ開けられて、玉を吊り上げることができて、▲9九飛と王手で回ることができました。
なので、相手は受けないといけませんので、実質0手で回れました。
△8二玉に対して、▲9三角も考えたんですが、さすがに攻めてがなかったので、▲9四歩と垂らしました。
歩がないので、受けるのが難しいですね。
△9一香で受けられましたね。
▲9三歩成から香を取りに行ったんですが、▲9三香とさらに足したほうが良かったようです。
後は端を受けられたので、もう端から攻めても仕方ないと思いました。
そこで、目先を変えて、腰掛け金を咎めに、▲5六香。
銀なら4三に引けますし、金が後ろにいたとしたら、香成も防げて、特になにもないんですが、金なので引きません。
また、合駒もありませんから、金取りを受ける手はないです。
金がボロっと取れて、▲3一角から馬を作りに行きました。
相手は、△4四角と合わせてきましたね。
取ろうか引こうか迷っていたんですが、▲4五桂がぴったりで気持ちのいい一手ですね。
火種も消しつつ遊んでいた桂馬が活躍できましたので。
ここから相手の反撃も厳しかったんですが、なんとか躱すことができました。
ただ、この局面で詰んでいたようです。
▲7二金△同玉▲5二飛で、逃げれば頭金で詰みですので、合駒するしかないですね。
△6二歩なら、▲6三銀と捨てて、△同玉▲5三角成△7二玉▲6二飛成から、頭金ですね。
△6二金なら、同じように▲6三銀と捨てて、△同玉▲5三金△6四玉▲5四金に、△6五玉▲5六銀まで。
金で合駒されたときに分からなかったんですが、上に逃がしていって詰むんですね。
ただ、上に逃がすと入玉される恐れもありますし、詰まなかったときが怖いんですよね。
しっかりと読みきらないと厳しいような気がします。