ダイレクト向かい飛車と玉頭戦。覚えておきたい端攻めの手筋とは?

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。


居飛車(ボナンザ囲い)vsダイレクト向かい飛車(早囲い)

いきなり角交換されて、飛車振るのかな? と思っていたら、ダイレクト向かい飛車でした。

8八銀は、あえて7七銀には上がらずに8八のまま保留することで、銀冠する余地も残しておきました。

ダイレクト向かい飛車の定跡

また、ダイレクト向かい飛車に対しては、▲6五角△7四角▲4三角成△5二金右か左▲同馬△同金▲7五金

ダイレクト向かい飛車

という定跡がありますが、

こちらは、角と金を持たれて、駒組みが大変になるので、時間が足りなそうなので、止めました。

10分切れ負けであれば、まだ大丈夫だと思うんですが、3分切れ負けですと、それを考えながらの駒組みはさすがに厳しそうでした。

スポンサードリンク

11手目。

▲3六歩に対して、△5五角の飛車・銀の両取りが見えますが、こちらは、▲3七銀と銀が上がることで、飛車の方の角道が止まり、飛車で銀にヒモがつくので、問題ないですね。

ダイレクト向かい飛車

それから囲い合いになったんですが、24手目に△6二銀とあがって、美濃囲いにはせずに、早囲いにされたので、

早めに攻めてこられると思い、こちらはボナンザ囲いにしました。

ダイレクト向かい飛車

中盤戦。

ダイレクト向かい飛車

守りの6二銀を使って攻めてこられて、こちらも2枚の銀を使って対抗し、玉頭戦になりました。

ただ、36手目に△6五歩と位を取られて、銀を引くしかなかったので、あまり良くなかったですね。

6六歩と歩を突いて、位を取らせないようにするか、8八玉とじっと玉を深く囲ったほうが良かったです。

ダイレクト向かい飛車

それからは、手詰まりになり、手待ち将棋といった感じでした。

相手の方は、後手番だからということもありますし、千日手も含みに入れていたのではないかと思います。

ちなみに、後手番で千日手になると、リアル対局では、先手番で、指し直しになります。先に指せる先手番の方が攻めやすいですので、千日手を狙って、先手番で指すという狙いですね。

ただ、ネット将棋の場合、指し直しはありませんので、特に意味はありませんが。

手待ち将棋になった場合、先手番が動いていかないといけないという暗黙の了解みたいなものです。

ダイレクト向かい飛車

うかむ瀬(ソフト)で検討した結果、46手目の△6二玉とよられたこの局面で、▲8二角とするのが良かったようです。

ダイレクト向かい飛車

スポンサードリンク

単純な香車取りですが、香車が逃げれば、9一角成から、8二馬と引っ張って、8三の歩を取って、暴れていく感じですね。

また、△8二桂と桂馬が跳ねて、飛車で香車にヒモをつけた場合、▲9五歩から、桂頭を狙って端攻めします。

6二玉を咎める意味もありますし、かなり有効だと思います。

ただ、それは見えなかったので、桂馬を跳ねて玉の小瓶を塞ぎつつ攻めに使っていこうと考えていました。

ダイレクト向かい飛車

相手の方はずっと手待ちで、攻めてくるのを待っているようでしたので、端攻めを決行。

▲8五銀と出て、▲9四銀と、歩をパクっと取ります。

ダイレクト向かい飛車

この局面だけ見ると、銀損なんですが、香車を吊り上げて、端攻めしやすくする狙いですね。

ただ、本譜は、玉が早囲いで、7二に玉がいるため、美濃囲いより端に一路遠いので、そこまで刺さってはいなかったですね。

うかむ瀬(ソフト)の評価値も後手有利でした。

ダイレクト向かい飛車

ただ、この攻め筋は覚えておいて損はないのではないかと思います。

相手が美濃囲いの場合、評価値も先手有利に変わりますので。

ダイレクト向かい飛車

特に手待ち将棋で、どう攻めていいか分からない場合や、そもそも手待ち将棋が苦手という場合、うってつけです。

本譜のように少し悪くなったとしても、攻めがつながれば、良くなりますので。

後は攻め合いですね。

時間もほとんどなくて、第一感を信じて指していました。

ダイレクト向かい飛車

終局図以下は、▲2四銀と銀を捨てます。

△2二玉と落ちたら、▲3二金△1一玉▲2一金△同玉▲3一飛△2二玉▲3二馬までです。

ダイレクト向かい飛車

△同歩と銀を取った場合は、▲3一馬と馬を捨てます。

△2三玉には、▲4一角成△3二銀▲同馬左までですね。

ダイレクト向かい飛車

3一馬のときに、△同飛には、▲2三金△同玉▲2四歩△3二玉▲2三歩成△4二玉▲5二金までとなります。

ダイレクト向かい飛車

ただ、本譜は時間切れとなってしまい、負けてしまいました。

最初の駒組み段階で、角を気にして、時間を使いすぎてしまったので、もっと早く指さないといけなかったです。

また、この詰みを短い時間(残っていたとして)で、読み切るのは難しいので、長い詰みより短い必至と言われるように、必至をかけに行ったほうがいいでしょうね。

▲3二馬と退路を塞いだり、端玉には端歩で、▲1五歩としたり。

時間がない場合は、分かりやすいほうがいいですからね。

あと、銀で端歩を取って、銀を捨ててからの端攻めは本当にオススメですので、ぜひ活用してみてください。

また、相手が銀を取らなかった場合、銀を引いて、端歩を伸ばしていくだけで、手になりますので。

特に角交換振り飛車のように、攻める糸口を見つけにくい場合、かなり有効的な攻めだと思います。

スポンサードリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*