NHKで、将棋ウォーズの上場について取り上げていて、そのときにちらっと対局画面が映っていました。
そこで調べてみると、NHKの関口博之さんと将棋ウォーズの林隆弘社長の棋譜がありましたので、紹介しようと思いました。
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先手が、関口さんで、後手のitsは林社長のIDですね。
関口さんは四間飛車にしましたね。
林社長はミレニアム囲いにして、関口さんは銀冠にした所で攻めにいきました。
△8六歩▲同歩△同角▲8八飛が四間飛車側の受けの手筋ですね。
角が動けば飛車が取られてしまいますし、何もしなくても角が取られてしまうので、△8五歩の一手。
▲8七歩△7七角成▲同桂と角交換。
△5三銀に▲4一角と打っていきました。
△8一角と受けて、▲6五桂から桂交換。
△4二金引で金と角の交換になり、▲7四銀。林社長も△7七角から馬を作って攻め返します。
関口さんは成銀作って、林社長は4筋に飛車をまわって攻めにいきました。
△4五歩を▲同歩と取って、△4六桂のふんどし。
金一枚はがして、△5五馬と玉をにらみました。
▲4四桂と金取りにあてつつ飛車道をふさぎましたが、こうなると金一枚はがされてもあまり痛くないので、△4五桂と攻めにいきました。
後は成銀を外されて、関口さんが防戦一方になりました。
ただ、関口さんの受けが強くて、林社長もなかなか攻められないでいました。
玉の小瓶でもある桂頭を狙っていき、上から押しつぶしにいきました。
関口さんは受けながら端に手をかけて、反撃。
ただ、大駒3枚で攻めている林社長のほうが速く、一気に攻め込まれました。
最後は、関口さんの切れ負けでした。
ただ、時間の使い方が違和感あるんですよね。
最後の▲1六歩を打つまでに、6分9秒残っていて、その▲1六歩に6分長考しての切れ負けですので。
ずっと時間は関口さんが勝っていて、一手にあまり時間を使われていないんですよね。
もしかしたら、関口さんは棋神ありのルールだったのかもしれません。
序盤は関口さんが有利でしたが、林社長の中盤からの巻き返し方もかなり参考になりました。