流行の雁木囲い!指したいけど攻め方が分からない…どう攻めればいい?
ソフトが雁木囲いが好きで、プロ間でも大流行していますよね。
増田四段は、「矢倉は終わりました」これからは雁木の時代と言い切っていましたし。
矢倉が終わることはないと思いますが、雁木囲いがもっと流行っていくことは間違いないと思います。
そんな流行の雁木囲いを指してみたいという方も多いんじゃないかと思います。
そこで今回は、雁木囲いについて見ていきたいと思います。
雁木囲いとは
まず、雁木囲いはどんな囲いなのか? ということなんですが…
基本的な雁木囲いはこんな感じです。
相居飛車の将棋で用いられる囲いで、飛車先を角で受けて、銀は6七に上がります。
そうすることで、金銀の連結がしっかりできるので、非常に固くなります。
ただ、8六の地点には角しか効いていませんので、棒銀や早繰り銀などで攻められた場合は、8筋を突破されてしまう可能性がある点に注意が必要です。
雁木囲いの攻め方
将棋において重要なのは攻め方じゃないかと思います。
攻め手が分からないと何をやってもうまくいかないですよね。
相手に一方的に攻められて負けてしまいますので、攻め手を知ることもかなり重要です。
基本的に雁木囲いの場合、相手が同じように雁木囲いにするか昔ながらの矢倉囲いにするかのどちらかになります。
相雁木囲いの場合、同じ形になるのでこうすれば攻められるというのはなかなか難しいです。
なので、矢倉囲いにした場合の攻め手を見ていきますね。
まずは駒組みですね。
駒組みに関しては、順番はある程度どちらでも問題ありません。指す相手によっても異なってきますので、だいたいでいいです。
>
矢倉囲いと雁木囲いの将棋はこんな感じになるのかなと思います。
お互い固めあって、攻められないようにできました。
ここからの攻め方ですが、▲4五歩と突いていきます。
矢倉の弱点は4筋なんですよね。
4筋を開けると、角が玉を睨むことができますので、かなり攻めやすくなります。
△同歩でしたら、▲同桂△4四銀▲4六銀と銀を前に出して桂馬にヒモをつけます。
玉から銀を遠ざけることに成功しました。
後は▲4八飛と右四間飛車にして攻めていきます。
何もしなければ、▲3五歩△同歩▲3三歩といった桂馬を使った攻めができます。
この銀の頭にいる桂馬がいなくなれば、銀が使いやすくなりますので、より攻めやすくなります。
いいタイミングで▲6五歩と角道を開けることで玉をにらむことができますので、より攻めが強力になります。
雁木囲いと矢倉囲いとどちらが上かは難しい所ですが、雁木囲いも今流行っていて、有力ですので、指されてみてはいかがでしょうか。