新将棋ソフト「平成将棋合戦ぽんぽこ」を導入したので、早速研究してみました。
ちなみに平成将棋合戦ぽんぽこのダウンロード方法はこちらです。
まず研究するのは、やっぱり角換わりですね。
4八金・2九飛型や4五桂急戦など角換わりはソフトの手が主流になっていますので。
特に4五桂急戦はどう攻めるのか難しいですが、桂馬が跳ねて攻めが成立するならこれ以上いいことないですからね。
やっぱり4五桂急戦は研究しておきたい所です。
いきなり4五桂急戦は成立する?
普通に駒組みを進めたこの局面ですが、▲4五桂が成立すると言っていますね。
3五歩を突き捨ててから4五桂と跳ねるのはありますが、突き捨てなくてもいけるんですね。
取りあえず、次の展開を見ていきたいと思います。
次は、△2二銀か△4四銀か別れる所ですね。
まずは、△2二銀の変化から見ていきたいと思います。
△2二銀の変化
2二銀は次に4四歩を見せて、先手を忙しくする手ですね。
▲2四歩△同歩▲同飛と一歩交換に、△4四歩なら▲5三桂成△同金▲7一角△9二飛▲6二角成と馬を作る展開です。
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これはどうですかね。
桂損ながら、馬ができて飛車先が切れているので、先手も十分やれるという所でしょうか。
また、飛車が隠居して使えなくできたのも大きいですね。
評価値は、+60ぐらいでほぼ互角です。
△4四銀の変化
続いて、△4四銀の変化ですね。
桂頭の銀で、桂馬を封じて相手に攻めさせなくする手ですね。
ただ、4四歩と突けなくなるので、歩で取り行けなくなるのが欠点です。
△4四銀でも▲2四歩△同歩▲同飛として、△2三歩に▲3四飛と横歩を取ります。
△2八角が見えますが、▲1五角と切り替えします。
2三桂、3一玉、4一玉の3通り考えられますが、2三桂と3一玉は危ないです。
まずは、2三桂の変化ですが…
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全部バラして、馬ができるので、攻めがつながります。
バラして▲3四桂のときに、△3二玉はありますが、▲3三角成△同玉▲2二銀△2四玉▲2六歩と打って、ほぼ寄り形になります。
次に、3一玉ですね。
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▲2四歩と一回合わせて、放っておけば歩成りが受からないので、△同歩と取るんですが、▲2二歩と打ちます。
△同金は玉が取られるので取れませんし、△同玉は▲2四飛が王手角になります。
なので、△4六角成とするんですが、▲2一歩成△同玉▲2四飛。
ここで玉が逃げたり歩打ったりすると、▲4四飛△同歩▲3三桂成と攻めがつながります。
なので、△同馬しかなくて、▲同角△2三歩に▲4一角と切り返します。
角を取るより金を取って馬を作るほうが厳しいですし、△4二金右とかわしても、▲同角成△同金に▲2三角成と玉の前に馬を作れます。
なので、▲1五角には△4一玉しかありません。
△4一玉の変化は…
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▲3七角から馬を消して、▲2四歩から飛車が戻れば、相手だけ歩切れで、こちらは2歩あり飛車先も切れて、不満なしですね。
この展開で、+300点です。
▲2四歩のときに△同歩と取らずに、▲4二玉とあがると互角の展開が続くようです。
▲2三歩成△同金は手順に飛車にあたって飛車が逃げられませんから、2三歩成はできませんので。
ということで、そこまで簡単ではないですが、相手も受けるのにかなり苦労しそうですね。
ワナも多くて、一手でもミスするとすぐに悪くなる展開が多いので、どちらかというと相手のほうが難しいと思います。
特に早指しですと、読みきれないことが多いので、うまくいく可能性が高まります。
なので、試す勝ちは十分あると思います。