土居矢倉vs金矢倉!土居矢倉の攻め方と金矢倉の守り方


昨日行われたニコニコ将棋チャンネルの「第一回将棋教えて!高見先生リモートで学ぶ最新矢倉」。

高見泰地七段が矢倉について教えてくれる企画で、居角左美濃急戦から急戦矢倉、土居矢倉まで、高見七段があますことなく伝えてくれました。

こんなに教えてしまっていいのかというぐらい教えてくれて、すごい企画でした。

その中で紹介していた土居矢倉について、見ていきたいと思います。

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土居矢倉のメリットとデメリット

土居矢倉

この先手の形が土居矢倉ですね。

6七金左という独特な形ですが、これがスキのない形で、有力視されていますね。

土居矢倉のメリットとしては、「角の打ち込みがない」点です。

なので、角交換して攻めやすいです。

反対にデメリットは、「玉が薄い」という点です。

金が玉から少し離れていますし、8七の地点が玉しか効いていませんので、上から攻められたときに苦しくなります。

なので、金矢倉には戦いやすいですが、急戦矢倉には不利です。

急戦には土居矢倉にしない

土居矢倉は急戦に弱い形ですので、相手が急戦で仕掛けてくる場合は、土居矢倉にしないほうがいいです。

具体的には「6四歩」が急戦思考の手で、6五歩からの仕掛けを狙っていますので、土居矢倉にしないほうがいいです。

あるいは、角が2二から動かずに、角のラインを生かして攻めにくる場合も、土居矢倉は目指さないほうがいいでしょう。

土居矢倉と金矢倉はどっちが強いの?

土居矢倉が急戦には向かないなら、ガチガチの金矢倉の場合はどうなの?というのが気になる点ですね。

ということで、土居矢倉と金矢倉はどちらが優秀なのかというのを見ていきたいと思います。

土居矢倉の攻め方

土居矢倉vs金矢倉

先手の土居矢倉に対して、後手の金矢倉という形ですね。

高見七段が講座で紹介していた形で、▲4五歩から仕掛けていきます。

△同歩▲同桂△4四銀▲2四歩△同歩▲同角△同角▲同飛△2三歩▲2九飛。

土居矢倉vs金矢倉

手でいうと長くなりますが、桂馬跳んで、飛車先から角交換した展開ですね。

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△4五銀と桂馬が取れる形ですが、▲4六歩ですぐに銀が捕まってしまうので、桂馬は浮いているようで、取れません。

後手からは角を打つスキもなく、先手からは7一~4一までどこにでも打てるので、先手の攻めが決まっています。

これが、土居矢倉から金矢倉の攻め方になります。

金矢倉の守り方

講座は、時間の関係もあると思いますが、土居矢倉と金矢倉の話はここで終わって、相土居矢倉の話になりましたが、もちろん金矢倉が土居矢倉よりも弱いということはありません。

しっかり守ることもできますし、互角の展開ですので、土居矢倉はちょっと指しにくいという場合は、ぜひ見ていただければと思います。

土居矢倉vs金矢倉

少し戻って、先手が土居矢倉を完成させたところですね。

ここで、△6四角とあがるのが、金矢倉の守り方です。

飛車取りなので、3七桂・銀、4六角・歩のいずれかですね。

4五歩からの攻めを見せるために、▲3七桂とした場合は、△7三桂▲4六歩△3一玉▲4七銀。

土居矢倉vs金矢倉

▲4五歩からすぐに仕掛けることはできませんので、駒組みになります。

ここから、△5一銀~△5二銀と組み替えていきます。

後手の指し手はありますが、先手側は、土居矢倉は完成してしまっているので、指し手が難しくなります。

無理に攻めにいくのであれば、▲4八金~▲4五歩ですが、△4四銀で攻めが続きません。

土居矢倉vs金矢倉

▲2四歩といきたいところですが、△同歩▲同飛は△1九角成ですし、▲同角も△4五銀と桂馬が取られます。

土居矢倉vs金矢倉

▲4六歩で一見銀が取れますが、△2三歩で今度は角が取られてしまうので、失敗ですね。

▲6八角など引いたとしても、△4六歩▲5八銀△2七歩があります。

土居矢倉vs金矢倉

▲同飛に△3六銀で抑え込まれてしまいます。

ということで、金矢倉もしっかり対応できれば、互角の展開になります。

土居矢倉はちょっと指せない…という場合は、ぜひ試してみてください。

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