5手目7七銀型矢倉の対策!後手急戦に極限早繰り銀

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。


5手目6六歩からの矢倉は居角左美濃急戦で一気に攻められてしまうということで、7七銀から矢倉にすることが多くなっていますよね。

では、5手目7七銀に対する後手の急戦はないの? というと、ソフト同士で対局するfloodgateにて、面白い急戦策がありましたので、ご覧ください。

スポンサードリンク

elmo vs m_082000

elmo_WCSC27_479_1000kとm_082000が対局した棋譜です。

elmoは昔なじみのソフトですね。

m_082000はfloodgateにしか出てこないので、詳しいことは分からないですね。

本局は、エルモが7手目▲7七銀から矢倉を目指しました。

m_082000が△3四歩の前に△6二銀を入れているので、▲7七銀が5手目ではなく、7手目になっていますが、そこまで変わらないですね。

飛車先は交換させる

矢倉に対する極限早繰り銀

急戦策ですので、飛車先は受けずに△8五歩から攻め合いにいきます。

エルモは普通に▲2四歩△同歩▲同飛と交換しましたが、△7四歩と早繰り銀を見せていきます。

極限早繰り銀同様一気に攻める

矢倉に対する極限早繰り銀

極限早繰り銀と同じ流れですね。

▲7八金とあがった場合は、△7三銀から極限早繰り銀で攻めていきます。

あがらなかった場合は、本譜の攻めが決まります。

スポンサードリンク

エルモは▲3八銀と上がったんですが、△7五歩といきなり仕掛ける手が成立します。

矢倉に対する極限早繰り銀

▲同歩は△8六歩と突き捨てます。

▲同銀は△8八角成が入りますので、▲同歩しかないですね。

そこで、△7六歩と叩きます。

矢倉に対する極限早繰り銀

▲同銀はやはり△8八角成ですので、逃げるのであれば▲6六銀しかないですね。

△8六飛▲7八金△6六角▲同歩△8七銀で攻めが決まります。

矢倉に対する極限早繰り銀

なので、△7六歩を逃げずに▲2二飛成△同銀▲7六銀として、どうかという展開です。

矢倉に対する極限早繰り銀

△8六飛▲7七角打△7六飛▲2二角成△同金▲同角成△5二金で難しい将棋です。

ただ、大乱戦になりますし、先手からしたら矢倉に組むのは失敗していますので、そういう意味では成功と捉えてもいいかもしれません。

ということで、エルモは△7五歩を取らずに▲7八金と上がったんですが、△7六歩からやはり攻められてしまいます。

当初の方針通り早繰り銀

矢倉に対する極限早繰り銀

後は早繰り銀で攻めていきます。

エルモも銀冠にして、なんとか対応しますが、ここまで来てしまうと、さすがに苦しいですね。

早めに▲7八金で難しい

早めに▲7八金とあがっておくことで、銀が動いても角にヒモがつきますので、難しくなります。

ただ、後手の早繰り銀も攻められないわけではないですし、一局の将棋になります。

矢倉の変化が多すぎて、定跡が覚えられないという場合は、極限早繰り銀を試してみるのはどうでしょうか。

スポンサードリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*