ソフト発の初手7八金!振り飛車にはどう指すのか?ソフト同士で対局させてみた


ソフトが強いと認識されてからは、ソフトの手がかなり有力手されていますよね。

初手も色々増えて、▲7八金もその中の1つです。

千田七段も指されたりしていますし、有力と見ているプロ棋士もいます。

ただ問題は、▲7八金は形を決めすぎているから、振り飛車にされたときに不利というのが、昔から言われてきたことでした。

今は銀冠にしたり、銀冠穴熊にしたりできるので、振り飛車でも問題ないとされていますが、おそらくソフトはそういう意図で初手▲7八金と上がっているわけではないのではないかと思い、

初手▲7八金に対して、振り飛車にどう指すのかソフト同士で対局させてみました。

面白い将棋になりましたので、ぜひご覧ください。

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初手▲7八金vsノーマル四間飛車

ソフトは、dolphin+NNUEkaiXとdolphin+NNUEkaiXFです。

初手▲7八金としてから、先手番がNNUEkaiXで、後手番はNNUEkaiXFです。

どちらもドルフィンで、同じ開発者のソフトですが、NNUEkaiXが居飛車のエンジン、NNUEkaiXFが振り飛車のエンジンとなっています。

なので、初手▲7八金としてからは、すべてソフトが指した手になります。

1手5秒の将棋で対局させてみました。

棋譜

NNUEkaiXFが初手▲7八金に対して、どこに振るのかというのも、気になるところでしたが、ノーマル四間飛車でした。

形勢グラフ

ソフトの評価値グラフです。

初手7八金

黒い棒がNNUEkaiXの居飛車エンジンの形勢で、白い棒がNNUEkaiXFの振り飛車エンジンの評価値となっています。

居飛車エンジンは元から先手よしという判断で、振り飛車エンジンは互角から少し後手よしという判断でしたが、最後は両エンジンとも先手に傾いていきました。

とはいえ、ソフトの評価値は分からないことが多いですし、参考になりそうな手を見ていくのがいいのかなと思います。

ということで、手を見ていきたいと思います。

気になる手をピックアップ

矢倉に対する右四間飛車のような構え

まずは何と言っても、初手▲7八金からどういった駒組みをするのかが気になる点ですね。

矢倉に対しての急戦で右四間飛車にするような構えにしましたね。

初手7八金

腰掛け銀にして、▲6八銀、▲5九金の形ですね。

相居飛車で出てくる形ですが、対抗形ではあまりみない形ですね。

ドルフィンは、対抗形でも有力と見ているということでしょうね。

振り飛車もバランスの時代へ

振り飛車は高美濃囲いや銀冠へと駒組みを発展させるのが一般的ですが、そうはせずに△4一飛~△4二金とバランス型にしました。

初手7八金

下段飛車+4二金型はソフトの好きな形ですね。

振り飛車もこういった形が一般的になるかもしれません。

ただ、この形ですと飛車がかなり使いにくそうですが、どうするかですね。

△3一飛か△3二金とすることになりそうです。

先手は▲7七角と一手待って、△7四歩に▲5五銀とぶつけて、戦いになりました。

初手7八金

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▲7七角とあがった一手は無駄になってしまいますが、7四歩を突かせることで、▲6四角と取った手が王手になりますので、7四歩を突かせたほうが得と見たということでしょうね。

△7四歩と突かないで、▲3二金とすると、△9八香を推奨していましたので、穴熊にして硬さで勝負するようです。

急戦の構えを見せておいて、相手の手を見て持久戦に切り替えるのも、変幻自在ですね。

覚えておきたい攻め筋

初手7八金

4筋の歩がぶつかって、▲4四歩と取り込むのももちろんありますが、取らずに▲3五歩と突くことで、より攻め筋が広がって、攻めやすくなります。

△同歩に▲2四歩△同歩と2筋も突き捨てていきます。

そして、▲4四歩と取り込みます。

これで、▲3四歩と角頭を叩いたり▲4五桂と跳ねたりして、角が退いたら飛車がすぐに走れるようになります。

△同角▲同角△同飛▲7七角△4七飛成のような展開も見えますが、一直線なので、一気に勝負がつきそうです。

△5二銀打でしっかり受けて、▲5六銀と打って、渋い手の応酬になりました。

5六銀は、△4四角からさばきあった後の4七飛成を防いだ意味がありそうです。

振り飛車にさばかせない

初手7八金

振り飛車にさばかれると一気に悪くなってしまいますので、さばかせないようにすることが大切ですね。

▲4五銀とあげて、飛車をさばかせないようにします。

当然、振り飛車としてはさばいていきたいので、△4一飛▲2四飛に△3三桂と跳ねていきます。

初手7八金

△2三歩と打ちたいところですが、そこを我慢して、△3三桂と攻める姿勢が大事ですね。

▲5六銀と引くと、△3六歩もありますが、▲5五歩とさらに銀を追って、△同銀は▲2三歩で飛車を追い返してから、△4七飛成が入ります。

単に成ってしまうと、▲2一飛成で難しくなってしまいます。

▲2三歩を打つことで自分だけ成って、龍を主張にしていくことができます。

△5五歩に▲同角ですと、△5八歩が手筋ですね。

初手7八金

取っても逃げても、飛車が成れるようになります。

銀は逃げられないということで、▲4六歩で我慢しました。

駒は取られる瞬間が一番働く

初手7八金

△4四歩で桂馬を取られてしまいますが、取られる瞬間が一番働くという言葉もあり、▲3四歩で取られる桂馬を活用します。

△4五歩は▲3三歩成が入りますので、△2四銀で受けました。

ただ、▲3三桂成からただで取られそうな桂馬が銀と交換できました。

4四歩と打たせたことで、飛車先も止められましたので、後手がさばくのが難しくなりました。

▲2五桂から金を狙っていって、飛車の成り込みに成功します。

後はと金で攻めて、先手の勝ちとなりました。

初手▲3二金から急戦も振り飛車に有力だけど・・・

初手▲3二金から振り飛車にされた場合は、腰掛け銀にして右四間飛車のように攻めるのがソフトの狙いのようです。

ただ、さばかれたらすぐに悪くなりますし、指しこなすのはかなり難しそうでした。

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