第3期叡王戦 決勝七番勝負が始まります。
叡王戦は、若手の高見泰地六段と金井恒太六段が勝ち上がりました。
高見六段か金井六段がタイトル戦になって初めての叡王となります。
先後は決まっていて、金井六段の先手、高見六段の後手です。
第2局以降は先後を入れ替えて対局が行われて、第7局は決まっていないようです。おそらく、振り駒になるのではないでしょうか。
成績・レーティング
金井恒太六段
レーティング:1567
順位:76位
成績:209勝165敗(勝率:55.8%)
<戦型選択>
居飛車:89.5%
矢倉:15.8%
角換わり:15.8%
横歩取り:10.5%
力戦:10.5%
対抗系:21.1%
振り飛車:10.5%
三間飛車:5.3%
相振り飛車:5.3%
高見泰地六段
レーティング:1727
順位:22位
成績:157勝99敗(勝率:61.3%)
<戦型選択>
居飛車:95.1%
矢倉:17.1%
角換わり:2.4%
横歩取り:29.3%
相掛かり:4.9%
力戦:17.1%
対抗系:24.4%
振り飛車:2.4%
中飛車:2.4%
その他:2.4%
日程
2018年4月14日(土)9時から行われます。
持ち時間は、各5時間となっています。
持ち時間を使い切りますと、1分の秒読みです。
中継
中継は、ニコニコ生放送で行われます。
解説は、豊島将之八段で、聞き手は室田伊緒女流二段と中澤沙耶女流初段です。
戦型予想
金井六段も高見六段も居飛車党なので、相居飛車になりそうです。
金井六段は矢倉や横歩取りが得意戦法で、高見六段も矢倉と横歩取りが得意なので、そのどちらかになるのではないかと思っています。
ただ問題は、叡王戦の持ち時間が特殊で、第1局と第2局は5時間なんですが、第3局と第4局は3時間、第5局と第6局は1時間とだんだん減っていくんですよね。
最後の第7局は6時間と一番長くなっています。
それを考えると得意戦法は持ち時間の短い所で指したいというのもあるのではないかと思います。
とは言え、一度使った戦法は指してはいけないというしばりはありませんし、初戦は得意戦法で行くと思います。
ということで、矢倉と予想します。