第88期棋聖戦、五番勝負の第4局。
羽生善治棋聖と斎藤慎太郎七段の対局で、現時点では羽生棋聖の2勝、斎藤七段の1勝ですね。
先に羽生棋聖が2勝して、このまま決めてしまうのかと思いきや、斎藤七段が踏みとどまりました。
ただ、羽生棋聖の有利な状況は変わらず、後1回勝てば防衛ですね。
とは言え、流れは斎藤七段に来ているかもしれません。
1回勝ったことで、乗っていける可能性は十分ありますので。
そうなってくると、全く分からないですね。
将棋はメンタルも大いに関わってきますからね。焦ったり自信なかったりすると、読み間違えたり、自分の読みを信じきれなかったりしますので。
逆に調子がいいと全部読みが当たったり、良い筋が読めたりしますので、勝ちにつながりやすくなります。
そういう所も将棋の面白さですよね。
羽生棋聖と斎藤七段の心境はどうなんでしょうね。
そういった辺りにも注目してみたいです。
日程・中継
日程は、2017年7月11日(火)の10時~です。
中継は、ニコニコ生放送にて、行われます。
ニコニコ生放送の開演は9時~となっています。
解説は広瀬章人八段と聞き手は中村桃子女流初段です。
広瀬八段は居飛車も振り飛車も指せるオールラウンドプレイヤーですね。
羽生棋聖が居飛車でも振り飛車でも問題なく対応できますね。
まぁ、居飛車党でも振り飛車党でも、解説は問題なくでしょうけどね。
相手にされるか自分がするかの違いでしかなくて、どっちの筋も知っておかないと指せないですので。
戦型予想
前局では、羽生棋聖が藤井システムを採用して、斎藤七段は居飛車穴熊で対抗する形になりました。
今度は何指すんでしょうか。
さすがに次も振り飛車ってことはないですかね。
おそらく、相居飛車の将棋になるんじゃないかと思います。
相居飛車将棋が一番、戦型を予想するのが難しいんですが…
第1局が矢倉で、第2局は角換わりの将棋でしたね。
そうなると、相掛かりや横歩取りということになるんでしょうか。
どっちになるんでしょうか。
個人的には横歩取りがみたいかな、という感じはします。
横歩取りは激しい展開になるので、見ていて楽しいですので。
ただ、短手数で決まってしまいますし、普通の将棋よりさらに長考になるんですよね。
一手で勝敗が決まるので、仕方ないといえば仕方ないんですが…
あんまり局面が動かないのも、大変ですよね。
次で羽生棋聖が10連覇なるか? それとも、最終局までもつれ込むのか?
気になる一番です。