Ponanzaより強い将棋ソフトが現れた!?elmoの正体・開発者は?

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最強の将棋ソフトといえば、佐藤名人にも勝ったPonanza

この名前をあげる方が多いのではないかと思います。

Ponanza同士で戦わせ続けて、どんどん強くなっていくとのことで、もうPonanzaより強いソフト・人間は現れないんじゃないか?

そう思ったときに、なんとPonanzaを打ち負かした将棋ソフトが。

その名もelmo!

開発者は瀧澤誠さんという方で、ツイッターもやっていて、elmoに関して、つぶやいています。

いきなり現れて、いきなり優勝って…

すごすぎますね(^_^;)

ちなみに、Ponanzaとelmoの棋譜はこちらです。

角換わりの力戦ですかね。

力戦すぎて、わけが分かりませんが(^_^;)

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検討

指し手の意味がつかめないので、私なりの解釈と浮かむ瀬を使って検討していきたいと思います。

Ponanza vs elmo

ここで、▲2二角成と角交換していきました。

△4二銀と上がったことで、△同金としか取れませんので、形悪くできるからですね。

とは言え、▲7七角と一度上がってから角交換していますので、手損なんですよね。

まぁ、Ponanzaもどこかで、△3二金と戻らないといけませんので、どちらも手損はなしですが。

人間的感覚からすると、ちょっともったいないような気もします。

Ponanza vs elmo

elmoは4五桂急戦の構えですね。

それに対して、△6三銀と上がって、Ponanzaは腰掛け銀にしようということでしょうか。

elmoは、▲9六歩と端歩を突いたんですが、すぐに▲4五桂は無理ですかね。

△2二銀と引いて、▲2四歩△同歩に▲6六角と打って。

Ponanza vs elmo

4五桂急戦の攻め筋ではありますが、ちょっと続かないですかね。

後の展開は、△4四角に▲2四飛と飛車が走る展開です。

△6六角▲同歩△4四歩とされて、▲5三桂成△同玉として、桂馬は取られてしまいますが、玉形を悪くできたという主張ですね。

また、飛車先の歩の交換もできていますし。

とは言え、その後の攻めが続かないので、これはちょっと無理筋でしょうか。

まぁ、無理だと思ったからelmoもいかなかったんだと思いますが。

そこからはお互い腰掛け銀にして、普通な感じに駒組みが進んでいきます。

Ponanza vs elmo

そして謎の一手▲5八金上。

こっちに金を上げるんですね。

玉が薄いんですが、そんなのは関係ないんですね。

さすがソフトって感じです。

それに対して、△6四角と角を打ちましたね。

4六の歩と8筋に利かす狙いでしょうか。

elmoは、▲4七金直と金で受けます。

Ponanza vs elmo

絶対玉のいる位置おかしいですね。

4八に持ってきて、右玉にしたほうが絶対いいですからね。

とは言っても、今さらそれも難しいんですが。

さらに、elmoは▲1八香~▲1九飛と地下鉄飛車にしました。

Ponanza vs elmo

これどうなんでしょうね。

これで攻めれるのであれば、手詰まりになりやすい角換わり戦において、この上なく嬉しいですが。

浮かむ瀬の評価は50ぐらいなので、全くの互角です。

なので、攻められるのかというと微妙な所ということでしょうか。

まずは、Ponanzaが先に動いていきましたね。

△8五桂と跳ねて、▲8六銀に△7一飛。

Ponanza vs elmo

玉頭狙いですね。

▲6八金とくっつけて、守りを固くします。

これなら、最初から▲6八金としておいたほうが良かったんじゃないかという気がしないでもないですが。

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一手損していますからね。

この一手あれば、▲1六歩から攻めれていたわけですし。

この辺の感覚は良く分かりません。

△7五歩▲同歩△同角と攻めていきます。

Ponanza vs elmo

▲同銀△同飛は玉が薄すぎてイヤですかね。

桂馬も効いていますからね。

ちょっと苦しいような気がします。

ということで、▲7七歩と受けて、△6四角とあっさり引きました。

さすがに、これ以上攻めは難しいでしょうか。

今度はelmoの番で、△1六歩と攻めていきます。

▲同歩に△3五歩▲同歩と3筋も突き捨てていきます。

ただ、3筋は桂頭なので、傷にもなりやすいですね。

ソフトのことですから、それも見切っていると思いますが。

▲1六香と走って、△1四歩と受けました。

Ponanza vs elmo

▲同香は△同香▲同飛のときに、△1三香で飛車が取られてしまいます。

なので、▲3四歩と打ちましたね。

これが狙いだったということですかね。

△同銀とすると、今度は▲1四香と走れます。

△同香▲同飛のときに、△1三香と打っても、▲3四飛と銀を取れるので問題ありません。

なので、△2二銀と引いて、端に銀を効かせましたね。

ここで、elmoは▲1七飛。

Ponanza vs elmo

間合いをはかる一手ですね。

飛車が角道にも入っていましたから、それを逃げる意味もあると思います。

ここで△9四歩として、Ponanzaから端攻め。

elmoは無視して、▲4五歩。

攻め合いですね。

どっちが先に届くかですが、△9六歩に対して、▲9八歩と受け、Ponanzaも△4二歩と受けて、穏やかにしましたね。

と思いきや、またまた謎の一手▲1九角。

Ponanza vs elmo

これは…

間接的に角の動きに制限をかけてるってことですかね。

もし、角がいなくなれば、▲4五桂と跳ねて、▲8二角成がありますので。

とは言え、今の所 角がこのラインから動きようもありませんから、制限かけるだけであれば、そんなに意味があるようにも見えませんが。

あるいは、単純に角が邪魔なので、角交換したかったのか。

その場合、▲4六角もありますが、△同角▲同金の形があまり良くないですからね。

△2八角からすぐに馬が作られてしまう格好ですので。

なので、形よく角交換するとなると、▲1九角から▲4五桂ってことになるんでしょうか。

ここから手待ちが少し続きます。

Ponanza vs elmo

Ponanzaが手待ちしている間に、elmoが仕掛けていきました。

△8二角などと引くと▲8六歩から桂馬が取られてしまいます。

そうなれば、先手陣の玉が安全になるので、戦いやすくなります。

ということで、△同角と切っていきました。

ただ、取らずに▲4五桂と角成を見せましたね。

Ponanza vs elmo

角は相変わらず逃げられないので、どうするかって所ですが。

△同銀と取ってしまって、▲同銀に△9七歩成から角と香車を交換して、△1七香。

Ponanza vs elmo

これも謎ですね。

当然▲同飛なんですが、飛車の横利きをなくしたかったってことなんですかね。

ただそのために香を捨てるのはもったいないような気もしますが。

それに角もくれていますからね。

駒割り的には、角香損ですか。

さすがに苦しいような気がします。

ただここからのPonanzaの猛攻がすごいです。

Ponanza vs elmo

ほぼ寄り形ですが、ぎりぎりしのいでいるって感じですかね。

この辺ソフトはぬかりないですからね。

Ponanza vs elmo

こうなってしまうと、大駒がまったくないので、寄らないですね。

逆にelmoは▲7六飛成と歩を払って、ゆっくり攻めていけばいいですからね。

ここから入玉までしますので、検討はここまでとさせて頂きます。

それにしてもすごい将棋でした。

特に角換わりで地下鉄飛車。

これはなかなか面白そうなので、今度試してみたいです。

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