Lineのローソンあきこちゃんで、Ponanzaと対局できます。
Lineのローソンあきこちゃん(Ponanza)で将棋をさせます。最新版ponanza搭載の過剰に強いあきこちゃんをお楽しみください。https://t.co/GLDHSRsO3G
— 山本一成@Ponanza (@issei_y) 2018年2月16日
やり方は簡単で、スマホアプリのLineをインストールして、ローソンを友達に追加します。
あきこちゃんに「将棋」と話すと、将棋ができます。
見た目は普通のかわいい女の子ですが、中身は最強のPonanzaですので、メチャクチャ強いです。
ただ、スマホでできますし、いつでも最強のPonanzaと研究ができるというのも嬉しいですよね。
Ponanzaの評価値や読み筋は表示されませんので、そういったのが分からないのが少し残念ではありますが。
そういったものは他の将棋ソフトを使って研究するしかないですね。
あくまで対局だけとなります。
平成将棋合戦ぽんぽこと対局させてみた。
やっぱりPonanzaの相手といえば、電王トーナメントで優勝した平成将棋合戦ぽんぽこですよね。
ということで、あきこちゃんと平成将棋合戦ぽんぽこに対局してもらいました。
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あきこちゃんは後手しか指さないということで、平成将棋合戦ぽんぽこが先手で、Ponanzaが後手です。
もしかしたら、設定で変えることができるのかもしれませんが、分かりませんでした。
序盤は角換わりのように進みました。
ただ、ぽんぽこが角交換を拒否して、雁木にしました。
ソフトが大得意としている戦法ですね。
プロ間でも流行ってはきていますが、指しこなすのはかなり難しそうで、攻め切られる展開が多いように思います。
対してPonanzaは矢倉のような感じですね。
4筋の位を取っていきましたが、これはどういう狙いなんでしょうね。
矢倉に組ませないということなんでしょうか、将来的に▲6五歩から角道を素通しにさせたいということなんでしょうか。
桂馬が飛べなくなるので、あんまり指したい手には見えませんが。
こういった手も今後は自然になっていくのかもしれませんね。
Ponanzaは反発していって、△3三桂から歩を取りにいきました。
対して、ぽんぽこは右玉にしましたね。
どちらにも囲えるというのも、雁木のいいところですよね。
Ponanzaは7三桂を跳ねて攻めていきました。
これを▲同玉と取りましたね。
金で取りたくなりますが、玉のほうがいいんですね。
金銀の連結がしっかりしているからということでしょうか。
飛車先を交換して、▲4六銀と攻めにいきました。
△3三銀と矢倉を完成させて、▲4七桂と打ちましたね。
桂は控えて打ての手筋で、▲3五歩からの仕掛けを狙っていますね。
金を退かして、▲4五歩。
△同歩▲同銀左と銀も攻めに参加させていく狙いですが、Ponanzaが取るはずもなく、△3四歩と桂馬を取りにいきました。
▲4四歩と取り込んで、△3五歩▲4五桂の両取り。
銀が取れて、飛車先の歩を切ってから、▲4五歩△3四金▲4四銀と打ち込んで、金が取れました。
これはさすがに先手のぽんぽこがいいですね。
とはいえ、Ponanzaも嫌味をつけるのがうまくて、突き捨てたり叩いたりして、攻めにいきました。
こういった形勢が悪いときの指し方もかなり参考になりますね。
ぽんぽこは正確に受けきってから、攻めにいきました。
△同銀と取るしかなくて、▲同歩と取るのも拠点ができて悪くないように見えますが、取らずに▲4一銀。
△4二玉▲6二飛からあくまで金を取りにいきました。
△5五銀上と逃げられてしまいますが、この桂馬を捨てたことによって、△4三玉を消しているんですね。
△4三玉のときに▲4四歩と銀を取って王手になって、金も銀も取られてしまいます。
細かいですが重要な手ですね。
後は角も取って駒得していきます。
Ponanza上部開拓して入玉を目指しますが、さすがに厳しいですね。
これで、詰みとなりました。
形勢は終始ぽんぽこがリードしていた感じですね。
さすがに電王戦のときよりは強くないんでしょうか。
それでも強すぎるぐらい強いですし、勝負手も参考になりました。