第76期名人戦七番勝負第５局の羽生善治竜王と佐藤天彦名人が対局した棋譜です。
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本局は横歩取りになりましたね。
青野流や佐々木流ではなく、▲３六飛と引く形で、佐藤名人の最も得意とする８四飛型になりました。
羽生竜王は相手の得意戦法で受けて立つことをよくしますので、羽生竜王らしいといえばらしい戦い方ですね。
よくある形ですね。
美濃囲いを作って、ひねり飛車のように飛車を回ります。
▲８二角も見えますが、△６四角に▲３七桂なら△４五桂で飛車を狙っていけばいいですし、▲３七銀でも△４五桂▲４六銀△２六歩▲３八金△４六角▲同歩△２七銀で後手が十分です。
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先に▲３七桂と跳ねて、△６四角には▲２九飛とかわす手もありますが、羽生竜王は▲６六銀とあがりましたね。
△４六角には▲３七角と合わせるのでしょう。
佐藤名人は桂馬を狙って、羽生竜王は角を狙っていきました。
角が逃げたら、歩を打った意味がなくなってしまうので、△３七歩成しかないですね。
羽生竜王も手を戻せば角が逃げられるので、角を取るしかなく、角と桂・銀の交換になりました。
２枚替えではありますが、玉を引っ張り上げられたので、まだわからないですね。
羽生竜王は銀交換して、飛車を取りにいきました。
飛車は取れますが、金・銀取られるので、厳しいですね。
羽生竜王は▲４一飛とおろしていきました。
ただ、△４三桂と角取りの先手で受けられて、▲３三歩成△３五桂▲３二とと金を取りましたが、△５七銀と打たれて、羽生竜王の投了となりました。
以下、▲６九玉△６八銀打▲同金△同銀成▲同玉△５九角▲７九玉△６八銀▲８八玉△７七金▲同桂△同銀成▲９八玉△８八金までとなります。
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コメント
はじめてコメントします。
細かいところなのですが、脱字かなと思ったところがありましたのでメールしました。
最後の詰み手順のところで、△同銀成と△５九角の間に▲同玉が抜けていませんでしょうか?
また見つけたら連絡します。
ありがとうございます。
気をつけるようにはしているのですが、
誤字・脱字が多いのですよね…
他にもありましたら、
また教えていただけると嬉しいです。