ゴキゲン中飛車に対する一直線穴熊のプロ棋譜・対策の紹介


ゴキゲン中飛車に対する一直線穴熊について見ていきます。

その名の通り、一直線に穴熊に向かうんですが、普通の穴熊と少しだけ違う点があります。

見ればすぐに分かるぐらい簡単な違いです。

一直線穴熊

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これが一直線穴熊です。

金銀はくっつけるんですが、すぐには▲8八銀と上がりません。

こうすることによって、いつでも▲8八角と引けるスペースを作っておきます。

そうすることで、△7五歩▲同歩△同銀とされて、△7六歩と打たれても、▲8八角と引いて問題ありません。

もちろん、△同銀のときに居飛車の手番ですから、▲7六歩とこちらから打っておけば、8八のスペースを開けておかなくても問題はないんですが、一歩交換されて相手にだけ歩を手持ちにされるのが少し嫌です。

なので、歩を打たなくていいようにするために、角のスペースを開けておきます。

相手からの攻めがなければ、▲8八銀~▲7九銀と松尾流穴熊という組めれば作戦勝ちと呼ばれている戦法を組むことができます。

この一直線穴熊にはどう対策すればいいのでしょうか?

まずは、プロの棋譜を見ていきたいと思います。

プロ棋譜

第76期順位戦C級2組3回戦 西川和宏六段vs今泉健司四段の棋譜です。


お互い穴熊にして、ガッチガチに組み合っていますね。

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堅さには堅さで勝負していくという感じですね。

一直線穴熊の対策

相穴熊にして、堅さ勝負にいくのももちろん優秀な作戦なんですが、対策かと言われると何とも言えないので、堅さ勝負ではなく、美濃囲いでの対策について見ていきたいと思います。

一直線穴熊

ここまでは自然な進行かと思います。

▲4六銀と角頭を狙いにいくと△4四歩と突かれて一直線穴熊にされて銀がそれ以上、進めなくなってしまいますので、▲5六銀と真っ直ぐ上がります。

それでも、▲4五銀と出る手がありますので、△4四歩と突いて角頭を守ります。

ここで、一度▲1六歩と突いて待機。

端歩の打診ですね。△1四歩と突き返すのであれば、穴熊の可能性は低くなります。穴熊を目指される場合は、△3二金や△1二香とします。

△3二金や△1二香のときに、▲6五銀と出ます。

一直線穴熊

これで攻めの形はできました。

とは言え、すぐに攻められるわけではないんですが、一直線穴熊のけん制はできます。

△4三金と上がって受けるのであれば、▲5四歩と突いていきます。

△同歩▲同銀△同金▲同飛は銀と金の交換で、中飛車側が指せる展開です。

なので、▲5四歩は取らずに△1二香と穴熊にいきます。

こちらも、▲2八玉から美濃囲いにします。

一直線穴熊

こんな感じですね。

これでどっちを持ってみたいでしょうか。

居飛車側の主張は堅さですね。穴熊はやっぱり堅いですので、すぐに潰される心配はありません。

対し、ゴキゲン中飛車側は押さえ込めていますよね。銀も前に繰り出していて、真ん中を完全に制圧していますので。

△5一銀~△4二銀と一直線穴熊にするのを封じているのも大きいですよね。

△5一銀とした瞬間に▲5三歩成が入りますので。

これは、居飛車のほうが指し手が難しいような気がします。

銀が動かせないというのもありますし、攻め手を作るのも困難ですので。

攻めるのが好きなのであれば、一直線穴熊に対してはこういった展開も面白いのではないかと思います。

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