第76期順位戦C級2組 藤井聡太四段26連勝なるか?瀬川晶司五段との棋譜はこちら


藤井四段の初の順位戦ですね。

そして、26連勝かけての対局になります。


本譜は角換わりになりましたね。

藤井四段vs瀬川五段

良くある腰掛け銀の形ですね。

ただ、ここから瀬川五段はいきなり▲3五歩と仕掛けていきました。

△同歩に▲4五桂と跳ねて、△2二銀に▲2四歩△同歩▲同飛と飛車先を切りましたね。

3筋の歩を切ることで、△4四歩の桂頭を狙われる筋を消しました。

ただ、△8一飛が間に合っていない分、△4四歩には、▲2二飛成△同金▲7一銀で先手が少しだけ指せるようです。

ということで、飛車先を切っている間に、△8一飛と引いて、陣形を完成させつつ、飛車切って、▲7一銀の筋も消しました。

藤井四段vs瀬川五段

ここから▲7五歩と桂頭を狙っていって、藤井四段は手抜いて△4四角。

飛車の横利きを止めつつ、7筋、8筋を狙っていく狙いでしょうか。

▲7四歩と取り込んで、△同銀に▲6六角と合わせましたね。

角が利きすぎてるということでしょうか。角を消したいということでしょう。

藤井四段は△6五桂と跳ねていって、▲7五銀に△2三銀と銀冠を作って飛車取りに当てましたね。

ここで、▲4四角と取っていったんですが、手順前後ということで、藤井四段は咎めに行って、△2四銀と飛車の方を取りましたね。

△6五桂と跳ねたときに▲4四角であれば、△同歩しかありませんでした。

△7七桂成と王手で銀が取れるんですが、▲同角と手順に角が逃げられてしまいます。

なので、角交換するのであれば、△6五桂と跳ねたときでしたね。

瀬川五段のこの手順が悪いという意味ではなく、飛車を取られる変化がイヤな場合は、ですね。

▲1一角成と香を取って馬ができて、駒得ですしね。

悪い展開ではないと思います。

藤井四段vs瀬川五段

△3三桂と跳ねて馬道を止めつつ飛車の横道を開けて、馬取りにしました。

▲1二馬と逃げて、△3九飛と桂・香取りに当てましたね。

▲5九香と打って、飛車の横利きを弱くしましたが、△7七歩と反対側から攻められました。

▲同桂△同桂成▲同金は、△7五歩が銀バサミになって、銀がタダで取られてしまうので、ダメですね。

ということで、▲8八金と逃げました。

藤井四段は△2三歩と打って、馬道を止めて、桂馬を取りに行きましたね。

桂馬が取れれば、△8四桂から銀が取れて、さらに、王手金取りになりますので。

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さすがにそこまでうまくはいかないと思いますが、1つの狙いとして、ですね。

△2三歩を打たないで△4五桂と取ると、▲同馬が飛車に当たってくるのがイヤだったんでしょうね。

瀬川五段も▲6六歩と桂馬を取りに行きますが、構わず△4五桂と桂馬を取りました。

どっちの桂馬も取れますが、6五の桂馬を取っても、△3七桂成とされて、銀に当たってくるのが大きいですね。

ということで、▲同歩と取って、△1九飛成と香を取って、▲5五角。

藤井四段vs瀬川五段

龍に当たってますので、△1六龍と逃げて、▲1七歩に△2六龍と逃げましたね。

△同龍は▲6五歩と桂馬がタダで取られてしまいますね。

2六なら桂馬を取ったときに銀が取れるので、桂馬が取られなくなります。

さらに、▲3八桂と龍を狙っていって、とにかく龍の横利きをそらしに行きました。

さすがに行くとこがないので、△2七龍と入って、▲6五歩と桂馬をようやく外せました。

ただ、桂馬を使ってしまったので、戦力が落ちてしまった分どうかという感じですね。

藤井四段は△7五香と攻めて、銀が逃げたら△7八歩成が厳しいですね。

▲同銀は△7六桂と打たれるので、▲同金しかありませんが、△同香成と金を取られると、守りが一気に薄くなってしまいます。

そこで、▲7七金と歩を払って、△8六歩と突き捨てました。

▲同歩に△7六香▲同金と玉が一気に薄くなりましたね。

藤井四段vs瀬川五段

△7五銀打と叩きかけて、▲7七歩となんとか耐えますが、△5四歩と今度は角を狙われましたね。

5五が一番角の効くポジションですからね。

6四に出てくると玉を睨んできますし、6四に出れない今のうちに角を退けてしまおうという狙いでしょう。

逃げる前に▲2八歩△1七龍として、▲1一角成。

△7六銀▲同歩と金を剥がして、△8六飛と走りましたね。

藤井四段vs瀬川五段

ここで、▲8八香と飛車取りの先手を取りたい所ですが、△8七歩からかなり悪くなるようで、▲8八歩で我慢しましたね。

ただ、△5五桂と馬道を止めつつ銀取りですね。

8八飛成が入ると終わりなので、▲7七銀と受けて、△8一飛と冷静に引きました。

▲5六銀と逃げて、△8七歩と合わせていきました。

玉の近くに龍を作られたら終わりですし、相手していると逆に速くなるので、▲4六桂と跳ねました。

次に5四桂とできれば王手金取りで、5五の桂馬も外せます。

藤井四段は△6三金と逃げて、▲5四桂に△同金。

▲6六桂と両取りをかけて、△6五金と逃げて、▲同銀△同銀。

藤井四段vs瀬川五段

ここで、▲5五馬と桂馬を外して馬を引きつけました。

これで瀬川五段の陣形が厚くなりました。

△8八歩成に▲6四馬の王手。△5三桂と銀を守りつつ受けましたね。

▲5四桂△3三玉に▲5五馬と攻め続けますが、△3四玉と上に逃げられて、捕まらないですね。

▲4八金と逃げ道を開けますが、△5六金と打たれて瀬川五段が投了されました。

藤井四段vs瀬川五段

すごい対局でしたね。

見どころ満載で、どっちが勝ってもおかしくないような将棋で、面白かったです。

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