折田翔吾アマ(アゲアゲ)vs野月浩貴八段の棋譜速報!銀河戦本戦Aブロック8回戦

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第27期 銀河戦 本戦Aブロック 8回戦の将棋実況者のアゲアゲさんこと折田翔吾アマと野月浩貴八段が対局した棋譜です。


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本局は相掛かりになりましたね。

アゲアゲさんは早繰り銀にして、野月八段は腰掛け銀で対抗しました。

アゲアゲvs野月八段

角交換になって、アゲアゲさんは角を打ち直して、銀冠を目指します。

そして、▲5五銀とぶつけていきました。

△同銀▲同角は6四の歩が受けにくいですね。

△6三金は▲7二銀がありますし、△6一飛は▲7五歩の桂頭を狙われる筋が気になります。

△6三銀と打ち直すのであれば、先手にだけ銀を手持ちにされて損になります。

なので、取らずに△6三銀と引きましたね。

形を悪くする手筋の歩打ち

アゲアゲvs野月八段

野月八段が銀冠を目指したところを▲2二歩とすぐに打っていきます。

△同金と壁金の形にすることで、玉が退路がなくなりますし、金が浮くのも大きいですね。

ただ、△3二金と一手が入ってしまうと、一歩損で終わってしまいますので、入る前に動いていきたいですね。

ということで、△2二同金に▲8五歩と8筋から攻めていきます。

中住まいの弱点!玉頭攻め

アゲアゲvs野月八段

野月八段は銀を呼び込んで桂馬を跳ねて△3五角と打って、中住まいの弱点の玉頭を攻めていきます。

銀を2枚とも攻めに使っているので、かなり玉頭が薄くなっているので、攻めるならここですね。
アゲアゲさんは手厚く▲4六銀と打って、△4四角に▲7三銀不成と入っていきます。

△9九角成も見えますが、▲6四銀成のほうが速いという判断ですね。

角も通ってきて玉をにらみますので、後手がかなり厳しいでしょうね。

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なので、△5三歩と一度受けて、飛車が引けば今度こそ角が成ろうということですね。

5三歩を打っていれば、角も飛車も止まっているので、6四銀成もそこまで脅威ではなくなります。

ということで、▲4四飛△同歩と切って、▲7九歩と飛車の打ち込みに備えます。

ただ、ここで受けるとなると、少し流れがおかしい気もしますので、どこか誤算があったのかもしれません。

馬を使って玉の小びん攻め

アゲアゲvs野月八段

アゲアゲさんは馬を使って玉の小びんを攻めていきます。

△6一飛と馬にあてますが、▲4三銀成△同金としてから△8七馬と馬を自陣に引きつけます。

△2七銀と野月八段も攻めていきますが、▲5三香成△同桂▲同角成と攻め込んでいきます。

△6五香と馬を止めつつ攻めにも効かせて、▲5二馬と入って、△3八銀成▲6一馬と飛車・銀の交換になりました。

激しい切り合いで、どちらが先に迫られるかの勝負ですね。

玉の退路を断つ厳しい桂打ち

アゲアゲvs野月八段

アゲアゲさんが大駒3枚で迫っていきますが、△7五桂が見事な切り返しでしたね。

▲同馬なら△5四金で龍が取られてしまいますので、取るなら▲4三龍を入れてからですね。

2枚替えとはいえ、飛車の打ち込みに弱い陣形ですので、かなり怖いです。

そこで、▲4一銀と打っていきましたね。

△同玉なら▲5一龍△3二玉▲7五馬と桂馬を外せます。

ただ、野月八段も取らずに△2三玉とかわします。

これで寄らない形になってしまいましたね。

▲7五馬△5四金▲1五桂と打っていきましたが、△1四玉が桂頭の玉寄せにくしで、迫る手がなくなってしまいました。

後は2枚飛車で詰みとなりました。

投了図以下

アゲアゲvs野月八段

ここで、アゲアゲさんの投了となりました。

以下は▲2六桂から王手は続きますが、寄らない形ですね。先手玉は△6八龍でも△4八金でも詰みで受けが効きません。

アゲアゲさんもかなりチャンスがありましたし、B級1組のプロの中でも強豪の野月八段にここまで迫れるのはさすがですね。

また、アゲアゲさんは最多勝ち抜き者として決勝トーナメントに進出が決定していますので、まだまだ銀河戦でのアゲアゲさんが見られます。

どうなるか楽しみですね。

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